うちの子は背が低いです。
わたしも、150センチしかないので、小さめ。
子供の身長が低いのは、親のせい??
そうだよね、ごめん・・・。
こんな感じで、よく、身長は遺伝すると言われますね。
確かに、親が小さい家庭の子は小さく、この子はおおきいな~と思った子は、両親ともに身長が高いということがよくあります。
しかし、こんな話があります。
ある、バレーボール選手のお話です。
女子バレーボールA選手は、身長175cmの長身で、日本代表として活躍されました。
女性で175cmともなるととても大きいですよね。
しかし、ご両親は、平均よりも小さめだそうです。
A選手が身長が高い理由は、遺伝ではない、他にあったのです!!
子供の身長が低いのは、親のせい・・・
遺伝だから仕方がない・・・
と思っていたお母さん、大丈夫です!!
お子さんもきっと伸びますよ(^^)
身長は遺伝で決まっているの??
身長は遺伝すると言われており、下記計算式で求めることができます。
男の子場合 :
(両親の身長の合計+13)÷2+2
女の子場合 :
(両親の身長の合計−13)÷2+2
例えば、お母さんの身長が、155cm、お父さんの身長が170cmの場合、
<男の子>
(155+170+13)÷2+2=171cm
<女の子>
(155+170-13)÷2+2=158cm
ということですね。
このように身長は80%が遺伝すると言われています。
しかし、残りの20%が環境因子と言われています。
環境によるものとは、
- 睡眠
- 食事
- 運動
- ストレス
などがあります。
これらの要因を全て足すと、
男の子は±9cm
女の子は±8cm
も差がでると言われています。
遺伝だけではなく、環境因子によって10cm近くも身長を変えることができるんですね!!!
それであれば、環境を整えてあげて、ぜひ身長を伸ばしてあげたいですね。
身長が伸びる時期は決まっている!
遺伝の要素だけではなく、周囲の環境で院長を伸ばすことができるとお話しました。
しかし、子供の身長が伸びる時期は決まっています。
一番身長が伸びる時期は、生まれてすぐから4歳頃です。
生まれてすぐは50cmほどだった身長も、4歳になることには倍の身長になりますね。
4、5年で50cm近く伸びる時期です。
そして、身長は、思春期が訪れるとやがて伸びが止まってしまいます。
思春期は一般的に
<女の子>
早くて、7歳7ヶ月頃
平均:10歳頃
<男の子>
早くて9歳頃
平均:11歳6ヶ月頃
以上の時期から始まると言われています。
男女ともに、17、8歳までに終わるのが一般的です。しかし個人差があるので、遅い人だと20歳を過ぎても続く人もいます。
この思春期の時期に身長がまた、ぐーんと伸びるといわれているので、思春期のこの時期が身長を伸ばすキーポイントになります。
睡眠・運動・栄養をしっかりとろう!
人生二度目の身長が一気に伸びる時期が、思春期にやってきます。
では、遺伝の要素以外に身長を伸ばすためには何に気をつければ良いのでしょうか。
身長を伸ばすための三大要素は
と言われています。
<睡眠>
「寝る子は育つ」と昔から言われていますね。
夜にしっかり寝ると、骨の成長に必要な成長ホルモンの分泌が良くなります。
最近の子供は、寝る時間が極端に短い傾向にあります。
私の周りでも夜ふかししている子は多く、昼間にお昼寝するから・・・体力が有り余っているから・・・と寝る時間が22時を過ぎている子も多数です。
遺伝で計算できる予想身長よりもはるかに高くなった人は、小さな頃には
夜の8時から朝7時まで寝ていたという人もいます。
実に10時間以上寝ていたことになりますね。
毎日10時間以上ねることでしっかりと成長ホルモンが作られ、予想身長よりも高く成長することができたのです。
夜にしっかり眠ることが大切です。
<運動>
毎日しっかり適度な運動をしましょう。
身長を伸ばすためには、バスケットボールやバレーボールなどの「ジャンプをする運動」が良いと思われていますね。
確かにジャンプをする運動は、身長が伸びることにもつながります。
しかし実際には、ジャンプすることだけでなく、身体をひねったり、まげたり、反らすという、全身運動が良いとされています。
子供が外遊びをすると、自然にそのような運動をしていますね。
子供は遊びの天才なので、自分で新たな遊びを考え、いつまでも遊んでいます。
遊んでばかりいないで、勉強しなさい!とも思いますが、自由に遊ぶことで
・身長が伸びる
・勉強面でも後半に伸びる
といったメリットがたくさんあります。
子供にはのびのびと外遊びをさせましょう。
<食事>
身長を伸ばすためには、牛乳をたくさん飲むとよいと言われていますね。
牛乳=カルシウムをたくさん摂ると身長が伸びると思われがちです。
私の知人は牛乳嫌い小さな頃は全く牛乳を飲まなかったそうです。
それでも180cmを超えている長身の人がいます。
実は、カルシウムには直接身長を伸ばす働きはありません。
身長を伸ばす上で大切なのは「たんぱく質」なのです!
特に朝ごはんは、手軽に済ませることのできる「食パンのみ」や「食べない」といった、偏った生活をしている人が多く見られます。
朝からしっかりとたんぱく質を取ることで「骨がのびる=身長がのびる」という式を成り立たせてくれます。
【たんぱく質を多く含む食材の一例(100グラムあたりの含有量)】
・肉類
とりささみ:23.0g 牛モモ肉:21.2g ウインナー:13.2g 豚ロース:19.3g
・魚類
いわし:32.8g いくら:32.6g するめ:69.2g 魚肉ソーセージ:11.5g
・卵
ゆで卵:12.9g うずらの卵:12.6g 卵黄:16.9g 卵白:11.3g
・大豆製品
納豆:16.5g きなこ:35.5g 油揚げ:18.6g 豆腐:6.6g
・乳製品
パルメザンチーズ:44.0g プロセスチーズ:22.7g クリームチーズ:8.2g 植物性生クリーム:6.8g ヨーグルト:4.3g 牛乳:3.3g
まとめ
身長は、ある程度予想することができますが、親の遺伝のみでは決まらないことが分かりましたね。
身長を伸ばすための三大要素「睡眠・運動・食事」に気をつけることで、環境要因でさらに10cmも伸ばすことが可能です!
子供の将来を考えて、親がしてあげられることはまだまだありそうですよね!
諦めるにはまだ早い!!!
全力で子供のサポートをしてあげましょうね。
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