- 頭が良い子になって欲しい
- 周りの子より何でもできる飛びぬけた子になって欲しい
- 良い学校に行って、良いところに就職して欲しい
- 一生困らない生活をして欲しい
親であれば一度はそう思ってしまうのではないでしょうか。
ここでは、頭がよい子の特徴や育て方について書いています。
幼児期の子供の生活で、頭が良い子になるかそうでないか決まってきます。
今回は【幼児期】に絞って考えてみることにしましょう。
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幼児とは
満1歳の誕生日から、小学校に入学する直前までの6歳11ヶ月頃までの子を幼児といいます。
小学生に入学する前なので、義務教育が始まる前のことですね。
義務教育が始まると、小学校でみんな同じようにお勉強をしますね。
しかし、幼児の間は学校では学ばないため、日々の生活や家庭の影響がとても大きいと考えられています。
幼児期の生活の特徴としては、
・お母さんや家族とずっと一緒にいる子
・保育園や幼稚園に通っている子
の2つに大きく分けられます。
お父さん、お母さんが共に仕事に出ている子であれば早くから保育園に入園しています。
保育園に入っていない子は、3歳児になって集団生活を学ぶために幼稚園に入る子もいますね。
また、小学校に入学するまではずっと母親や家族が子供の面倒を見ている家庭もあります。
それぞれ育った環境の違いで、子供の成長や能力が大きく左右されます。
親が勉強熱心で、早くから塾に通わせたりお勉強を始める子もいますが
それが頭の良さにつながるのでしょうか?
勉強が出来ると頭がよいの?
頭が良いといえば勉強が得意な子を思い浮かべますよね。
数字が得意
話すのもまだ片言の頃から、1から10の数え方を覚える子がいます。
1から10の数字を覚えると、次は数字の大小がわかるようになってきます。
3歳児で1から100まで数えられる子もいますね。
10の位が1つずつ増えていくということを理解しているということです。
小学校に入学する前から、数字に強く足し算や引き算が出来る子もでてきます。
掛け算が出来る子もいるそうですよ。
覚えるのが得意
一度教えてしまうと、何度も言わなくてもすぐに覚えてしまう子もいます。
なんでも知りたがり、一度教えただけで、数日たったころに、「これは○○だね!」と話、親を驚かせてくれますね。
お友達の名前を覚えるのも得意で、覚えるのが得意な子は、ひらがなの読み書きも得意で、漢字を読んだり書いたりできる子もいます。
我が子は頭が良くないわ・・・と思わないでください。
本当に勉強ができる子が頭が良い子なのでしょうか。
将来頭が良くなる可能性を秘めている子とは
普段の生活の中で子供の性格を観察してみると、頭が良くなる予備軍の子が隠れています。
将来頭が良くなる可能性のある、
【頭が良くなる子予備軍】の特徴をまとめてみましょう。
さまざまなものに興味を示す子
子供は何にでも興味を示します。
見たことが無いものばかりなので、「これはなんだろう」と思い、手を出しますね。
実際に、手で触ってみて、硬い・やわらかい・重い・冷たい・小さいなどの感覚を覚えていきます。
見ただけではわからない情報を実際に手に取り感じてみることで多くのことを学びます。
さっきまで遊んでいたおもちゃを放り出して、お友達が持っているおもちゃに興味を示すことも、一見、注意三万で落ち着きのない子と考えてしまいがちですが確実に学ぶ姿勢が高い子です。
知りたがりの子
何にでも興味があり、「これはなに?」「なんで?」と、物事の理由を何度も聞いてくる子がいます。
ものの理由を知りたがる子は、なんで?なんで?と常に聞いてくるので少し大変かもしれません。
それでも教えたことはしっかり覚えています。そうして納得がいかないことがあれば、自分が納得するまでなんで?と聞いてきます。
なので、お母さんも子供のなんで?にきちんと答えてあげることが大切です。
社会人になっても物事の本質を理解するには、「なぜなぜの分析を5回繰り返せ」と言われます。
しかし頭が良くなる子は、幼少期からなんで?なんで?と常に疑問を持っています。
子供のなんで?はとても難しいです。
・なんでリンゴは赤いの?
・なんでクルマっていう名前なの?
・なんで動くとお月様はついてくるの?
と、大人でも答えるのが難しいようなことを聞いてきます。
なにかを作るのが得意な子
紙や段ボールを渡すとなんでも自分で作ってしまう子がいます。創造力が豊かです。
どことどこを繋ぐとどんな形になるということを自然に覚えているため、立体に強い子です。
ないものは代用したり、記憶しているものを作ってしまうので応用力も高くなります。
また、はさみなどの道具を使うことで両手が違う動きをすることが脳への刺激にもなります。
お砂遊びでも砂を高く積んで山を作るだけでなく、その山を上からつぶしたと思ったら、パンパンたたいてお餅つき!と新しい遊びを考えたりします。
ブロック遊びでは大きな板状のブロックを、大人は土台でその上にブロックを積み上げていくものだと思っていたものを、板の下にブロックをつなげて屋根にしてみたり、横向きに持って盾を作ったりしますね。
子供の想像力は本当に豊かで、常識にとらわれないものを製作してくれます。
早口で会話が得意な子
早口の子は頭の回転が速いです。
早口でたくさんおしゃべりをしてくれる子は、自分の知っている情報をこれでもか!と人に話すので、もちろん情報をたくさん覚えていなければなりません。
また、人に話すにはわかりやすく話さないといけないので、言葉の使い方がうまくなります。
早口でおしゃべりすることは脳の活性化にもつながります。
大人になっても早口の人は頭がいい人が多いですね。
頭が良い子に育てるため必要なこと
ぜひ頭が良い子に育てたい!
そんなお母さん、お父さん必見のポイントをまとめました。

愛情たっぷり優しい親との信頼関係
何よりも一番大切なことは親がたっぷり愛情を注ぐことです。
そしてわが子と信頼関係を作りましょう。
親がわが子に対してしっかり愛情を注ぐと、子供は必ずそれに応えてくれます。
勉強をしなさい!あれをしなさい!これをしなさい!と怒ってばかりの親の言うことは、子供は聞かなくなってしまいます。
いつも鬼の形相で自分を叱りつける親に対しては、子供は恐怖感しかありません。
またお母さんに怒られるからお母さんに怒られないようにしないと・・・と思いながら学習をさせていては子供は伸びません。
大人でも、何かを無理やりさせられることはいやですよね。
お母さんの機嫌を伺うことが上手な子になり、大人になっても人の顔色ばかりうかがい、自分からは何もできない人になってしまいます。
お母さんがたくさんのお勉強を教え、塾に行かせている勉強熱心な親のほうが将来勉強ができる子になると思われがちですが、いつもニコニコ優しいお母さんと一緒に遊びながら学ぶ子があとからぐんぐん伸びると言われています。
たくさん褒めること
子供はまだまだ成長している途中です。
大好きなお母さんにたくさん褒めてもらうと、とても嬉しくてまた頑張ろう!と思います。
子供は失敗してしまうものです。
失敗したことを「何度いったらわかるの?なんでできないの!」「あなたはだめな子!」と子供の人格を責めてはいけません。
失敗や存在を否定されると子供は「自分はなにをやってもダメな子」「自分なんかにできるわけがない」と否定的な考え方を持ってしまいます。
たくさん褒めてあげて、自己肯定感を育てましょう。
自己肯定感とは「自分は大切な存在」「自分は何でもできる」と自分の存在を肯定するプラス思考の考え方のことです。
自己肯定感が高いと、どんな問題や壁が立ちはだかっても自分を信じて乗り越える力がついています。
この自己肯定感は信頼している親がまず育んであげましょう。
むやみやたらに理由もなく褒めるのではなく、理由も述べてあげると効果的です。
例えば、
絵を描いたことを報告してくれた場合は、「上手にかけたね。特にこの線は力強くていいね」「きれいな色を使ったね。お母さんが好きな色を使ってくれてありがとう」など具体的に褒めてあげましょう。
思いっきり好きな遊びをさせましょう
思いっきり遊ばせ好きなことを思う存分させましょう。
子供がみんな好きなことがあるとそのことにとても熱中します。熱中してやっている事は声をかけずあたたかく見守りましょう。
自分から進んで一生懸命やった事は必ず身になります。
例えば工作遊びでも
・丸い形にするにはどうしたらいいのだろうか
・こことここはノリではくっつかない方どうやってくっつければいいだろう
・紫色にしたいけどクレヨンがない場合はどの色とどの色を混ぜれば紫色になるだろう
・きれいな円を描くにはどうやったらいいのだろう
など、自分から様々なことを考え試行錯誤していきます。
試行錯誤していくうちに自分で考えると言う力が身に付きます。
自分で考える力は勉強面でも役に立ちます。
遊びも一生懸命たくさんさせましょう。
子供の仕事は遊ぶことです。
いつでも子供は遊ぼうと言っています。
遊びはとても楽しいこと大好きな事です。
遊びの中で感じるワクワク楽しいといった感情は脳の前頭葉を発達させます。前頭葉は集中力や我慢強さをつかさどる部分です。
遊びの中で前頭葉を鍛えておけば、勉強する上でも役に立ちます。
色々な経験をさせましょう
子供は一度した経験をよく覚えています。
・ここは行ったことがあるところだね
・おばあちゃんのおうちに行く時に通る道だね
・これは小さいとき食べたことがあるね
・動物園でクマがちょーだいちょーだいしていたね
など、一度しか経験したことのないことも覚えていてびっくりさせられることがよくあります。
小さい頃にたくさんの経験をした子供ほど学力が高くなると言われます。
例えば、
カエルの子はおたまじゃくしだよと言われても子供は理解できません。
絵で説明し、映像を見せると何となく理解できます。
それよりも実際におたまじゃくしを飼ってみて、カエルまで成長させるとより深い経験をします。
・おたまじゃくしは何色、どんな動きで泳ぐことができる。
・触ってみると柔らかくツルツルしている。
・足や手が生えてくるのはいつ頃、生える順番、足があっても水の中で泳いでいる。
・しっぽがなくなりカエルになった。
・カエルのエサはどんなものでどのように食べる。足や手の裏はどんな風になっているか。
もしも途中で死んでしまったら、死んでしまうと動かなくなる。とても悲しいこと。
など、命の大切さも学ぶことができます。
実際に見たり触れたりすることで、親からは教えられない情報を自分で学ぶことができます。
色々な経験をするために、旅行に出かけるのもいいでしょう。
例えば暖かい地域の子供には、寒い地域に行って雪を見せてあげる。
それだけで氷は冷たくて硬い、雪は冷たいけど柔らかい、踏むとザクザク音がする、氷の上を歩くと滑る、降ってくる雪には大きな粒と小さな粒がある、寒いと鼻水が出る、手がかじかむと指が赤くなり動かなくなる、
などたくさんのことを学びます。
そして様々なことを学んだ子は、たくさんのことを知っているので引き出しがたくさんあります。引き出しが多い子は物を作らせても、遊びにしてもアイデアをたくさん出すことができます。
いつでもすぐに調べられる環境を作りましょう
わからないことがあると、すぐに調べることのできる子は賢い子です。
まずは調べることの楽しさを教えてあげましょう。
すぐ手の届くところに図鑑を置いたり、地球儀や日本地図などを置いておくのも良いです。
・お外遊びで虫を見つけたら、なんという虫か調べてみようか。
・テレビで象を見たら、象にはどんな種類の象がいるのか調べてみようか。
・今度旅行に行くところは、ここだよ。
・USAはアメリカのことだよ。アメリカはこんなに遠くにあるね。
と、一緒に楽しみながら、調べることの楽しさを教えてあげましょう。
自分で調べたことは必ず身になります。
テレビを見ているだけの情報は、一方的な情報なので流しているだけです。
しかし時々、子供はここはどこ?と聞いてくれる時があります。
そのタイミングを逃さず、すぐに調べることが出来るようにしておきましょう。
また、自分から調べて物知りになったときは、物知り博士だね!とたくさん褒めてあげましょう。
知識があることは素敵なことだと知ると、また調べて教えてくれるようになります。
子供の発言を否定してはいけない
子供が○○したい!○○欲しい!
ということをすぐに「だめよ!」という言葉で切ってしまってはいけません。
なぜそれをしたいのか、欲しいのか、理由を聞いてみましょう。
理由を聞くことでそれが大切なものなのか親も子供の考えを理解することができます。
また、子供は自分の考えを伝えるのが上手になります。
ダメな理由をきちんと理解できれば、次はよいことか悪いことか、自分で考えられるようになります。
また子供はよく「○○になりたい!」と夢を語ります。
絶対になれるはずのないものもあります。
しかし、子供の夢は絶対に否定してはいけません。
夢は人を動かすとても大きな原動力になります。
小さなころから大きな夢を持っていると、成功させるために子供は夢中になり試行錯誤していきます。
その中で、失敗したこと、成功した経験が次の夢へとつながります。
夢を追いかけるために努力を忘れない子に成長します。
親が学んでいる姿を見せましょう
子供は親の姿をまねて成長します。
よく子供が怒っている姿を見ると、お母さんにそっくりの怒り方をしていると思い反省するときもありますよね。
怒っているときだけではなく、普段の行動も親の真似をしています。
そこで、まず親が学ぶ姿を見せましょう。
読書をしたり、机に向かってお勉強をしてみましょう。
すると子供もまねをして絵本を読んだり、勉強をしたがります。
日常的にテレビをつけている家庭では、テレビを見ることが当たり前です。
テレビが無い家では、テレビが無いことが当たり前です。
現代社会で気を付けなければならないことがスマホです。
スマホは手軽に操作することが出来るので、子供と一緒のときもスマホを触ってしまう親が増えています。
子供と遊んでいるときにスマホを触ったり、子供が話しかけているのにスマホを触っていると、子供も同じように人の話を聞かない子になってしまいます。
「人のふり見てわがふり直せ」
子供に頭が良くなってほしいのであれば、まず親である自分自身の生活を見直しましょう。

まとめ
頭が良い子に育てたいと思う親はたくさんいます。
頭のいい子に育てるためには、まず家庭環境を見直しましょう。
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