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【2歳児しつけ方法】たたくと出る影響は?!

育児

親が言っていることは何でもわかるようになり少しの会話が出来るようになってくるとますますかわいい我が子です。しかし2歳になると自我が出始めます。イヤイヤ期到来です。

我が子に色々なことを教えてあげるために、ついしつけとしてたたいてしまったことはありませんか。
泣いて道端に寝転ぶ。食事中に席を立つ。走り回る。そんな小さな子を見ると、親のしつけがちゃんと出来ていないと思っていました。我が子を産むまでは。。。

 

イヤイヤ期が激しく、泣いてばかり、言うことを聞かないとなると、親もイライラしてしまいます。

ついにたたいてしまった!そんなことはありませんか。
しつけとして叩いてしまった、叩こうとしてしまったお母さんにぜひ読んで頂きたいです。

 

 

2歳ってどんな時期?

2歳になると赤ちゃん感はすっかり抜けキッズに向かって成長しています。

 

いろんな動きが出来るようになる

運動能力がかなり上がり、歩くことはもちろん、ちょこちょこ走ったり両足でジャンプをすることもできるようになります。小さな段差だと自分で乗り越えられ、階段も両手を使いながら上手に昇り降りが出来るようになります。

 

おしゃべり上手になる

おしゃべりも上手になり、ママ、パパはもちろん、
ワンワンいた、かわいいねー
ブーブあったーくるま
しゅー(滑り台)いい?
おやつ、ちょーだい
など、2、3言語ほど喋るようになります。
女の子であればもっと上手に話せる子も出てきます。

また、お歌をうたうのも得意になります。
簡単手遊び歌を歌いながら身ぶり手振りをしてくれます。

 

物の名前やルールがわかるようになる

物の名前に興味をもつようになります。物には名前があることに気がつきます。
「これなぁに?」と聞いてくれるようになります。
教えてあげると、同じようにマネをして言葉の練習を一生懸命するところがかわいらしいです。

 

手先が器用になる

小さなものを掴むことがもちろん、2歳の2(ピース)もできるようにもなります。
手先が起用になるとおもちゃ遊びが得意になり、簡単なブロック遊びや、型にはめるおもちゃなどが得意になります。
またクレヨンを待ち、なぐり書きをして遊んだりシール貼りもできます。
小さなものを小さな口の容器に入れることもでき、自分で楽器を作って遊びます。
何でもオモチャにしてしまう天才です。
また、エジソンなどの簡易お箸を使えるようにもなります。

 

自己主張が出来るようになる

あれをやりたい!これはイヤだ!など自分の意見が出てくるようになります。
自分はどこにいるよ、自分は何をしたょ、こんなことができるよ、と様々な自己主張をしてくれるようになります。
自分が欲しいものや、好きなもの、嫌いなものがわかってくるので上手に判断することができます。
そのため、自分が上手に出来ないことや気に入らないことがあるとイヤイヤと泣きわめいてしまいます。
2歳児は自分がやろうできると思っていても、まだまだ練習が必要な時期なのでうまくいかないことがあります。自分の思い通りにいかなかったり、自分の好きなものではないときにいやいやが始まってしまいます。

 

2歳児の行動

2歳児の問題行動はどんなものがあるのでしょうか。
2歳のお子さんを持つお母さんに話を聞いてみました。

食事の時にご飯途中で食べるのをやめてしまいます。席を立って遊び始めます。椅子の上に立ってしまうこともあるので危なっかしくてなりません。またご飯をおもちゃにして机の上はぐちゃぐちゃです。
何度叱ってもご飯は食べてくれません。大好きな食べ物やお菓子であれば遊ぶことなく、パクパク食べてくれます。でも嫌いなお野菜だとほぼ食べてくれません。栄養が偏るのでどうしても食べて欲しいのですが。

お友達と遊ぶとすぐに喧嘩になってしまうので遊ぶことができません。おもちゃを持っていてもどうぞと貸してあげる事はもちろんできません。それどころか人のおもちゃをとってあたかも自分の物のように扱っています。そしておもちゃを取り返されると泣くの繰り返しです。せっかく遊ぶのだから仲良く遊んで欲しいと思っています。

 

なんでも上の子の真似をしようとします。まだ歩くのもまばらなないのに、上の子と同じように高いところに上ろうとします。走ってはこけるの繰り返しです。明らかに気持ちが先走っている感じです。そこは絶対に取れないだろうと言うようなところも平気で渡ろうとします。そしてどこかをぶつけては泣いています。

 

本当に気分屋です。昨日は大好きだとパクパク食べたご飯も次の日には嫌いだと泣いて食べません。さっきまでご機嫌で遊んでいたと思ったら違う物を見つけ、それは危ないよおもちゃじゃないからダメだよと奪うと、ぎゃーと泣き出してしまいます。いやいやと泣く時間はとても長いです。一度泣き出すと手がつけられません。
泣き止むように抱っこをしてみても嫌だとのけぞり返ります。どうしようもないので、おやつってつって泣き止ませるか、ひたすら泣き止むまで放置するしかありません。

 

 

どんな時にしつけをする?

様々な人に迷惑をかけてしまう行動に対してどのようなしつけが必要でしょうか。
子供なのでどんなことが人に迷惑がかかること、だめなことなのかと言うことがまだわかっていません。そのためだめなことがあればそのたびに注意して教えてあげましょう。注意すると言うより教えてあげると言う感覚の方が良いです。
どうしてもいけないことをした場合は強く叱りましょう。
人を傷つけたとき、自分を傷つける時、怪我をするような危険な行動をした時です。

「人を叩いたときは、叩きくことはいけないことだよね。叩かれた人はとても痛いよね。」と優しく教えてあげましょう。
自分の体を傷つけたときは、「〇〇ちゃんの体が痛いとママも悲しいよ。」と自分だけの体ではないことを伝えてあげましょう。

たたいてしつけをするとどうなる?

しつけとして子供を叩くと言う意見もあります。子供を叩くとどうなってしまうのでしょうか。

子供は何か気に入らないことがあったときに、イヤイヤと泣き出してしまいます。なだめても泣き止まず、話をしても伝わらず、お母さんのイライラも募っていきます。つい子供を叩いてしまったとします。

まず子供はびっくりするでしょう。叩かれたことにびっくりし、一瞬泣き止んでいます。しかしその叩かれた痛みと、母親に叩かれたと言う心の痛みからさらにエスカレートし大声を上げて泣くでしょう。
その場は何とか乗り切り泣き止んでくれたと思ったら、また別のことでいやいやが始まります。

するといちど我が子を叩いてしまったお母さんは、きっと2度目も叩くでしょう。そして我が子を叩こうと手をふり上げた瞬間、子供はピタリと泣き止みます。
子供は叩かれたことを覚えているのです。

しかしこの泣き止みはお母さんに叩かれることへの恐怖からです。なぜ自分がおこられているのか理解もできず、ただ叩かれるのが怖いので泣き止みます。それではなぜお母さんが起こっているのかがわからずまたいたずらをしてしまいます

 

こんな一例もあります。

悪いことを繰り返す我が子に対しては、しつけのために叩くことも必要だと思っていました。本気でたたくわけではありません。
手や足の甲を、ペチンッと言う位軽くです。

食事の時スプーンを投げたりご飯で遊んだりする子供に対して、だめなことだよと注意しても何度注意しても聞かないので手を叩きました。そしてだめなことだよと伝えました。

ぬいぐるみを蹴ったり、本を踏んだりするのでだめだと言うことをするたびに、足をペチンッとたたきました。
しつけのためにやっているので親自身いけないことをしているという感覚はありませんでした。

そんなある日、子供がまたふざけてご飯を食べているのでダメだよ!と持っているスプーンを奪いました。すると子供はペチンッと言って、親の手を叩きました。完全に親の真似でした。
日々しつけと思いやっている行動を、子供が真似をしたのです。
虐待された子は、虐待する親になる、
まさにその通りでした。
ゾッとしました。しつけのために、ダメなことを教えるためにしていたことが、まさか虐待につながるとは思いませんでした。子供を叩くと子供は叩く子になる
そう教えてくれた子供をこれ以降、叩くのをやめました。

 

しつけで叩く必要性はある?

しつけをするために叩いて体を張り教えてあげる方法の教育の1つかもしれません。しかし子供は叩かれた恐怖の体験をしっかり覚えています。
しつけのために叩く事は本当に必要なことなのでしょうか。

生まれてきてたった2年です。
2歳の子はまだまだ分からないことがたくさんあります。わからないことがたくさんあるので、いたずらをしたり遊んだりしながらたくさんのことを学んでいきます。
しつけのために叩いていって、大きくなり人を叩く子になっては問題です。
叩くことなく2歳の子をしつけるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

たたかずにしつける方法

女優になりましょう

イヤイヤと泣いている我が子を見ると、なだめてもどうしようもない場合はお母さんも困ってイライラが募ります。
そんな時はいちど子供から離れてみましょう。少し頭を冷やしましょう。また遠くから泣いている我が子を見ると冷静に泣いている我が子の分析ができます。
そしてもう一度近くに行き、優しく抱きしめてあげましょう。

女優になった気持ちでオーバーに、どうしたの大丈夫かな??と声をかけてあげるのも良いです。
我が子はどうしても自分の物のように扱ってしまいます。自分が育てているため、しつけはそれぞれの親の感覚になってしまいます。我が子へのしつけと言いながら、子供が思い通りに動いてくれない時もしつけと言い怒っているのではないでしょうか。

お母さんが女優になれば、我が子自分の支配下から1歩下がった目線で見ることができるようになります。
我が子は自分の思い通りにいく人形ではないことを理解する必要があります。

イライラしてしまったお母さんは一度頭を冷やしましょう。

 

子供と一緒に悩んでみる

子供が泣いてる時はなぜ泣いているのか一緒に考えることにしてみましょう。2歳はまだ自分の考えを口にするのが難しい時期です。そのため泣いて訴えてくれます。
泣いて訴えることのできる成長に感謝しましょう
「なんで泣いてるの?どうしたの?」と聞いていると話せない2歳児でも、片言で一生懸命訴えてくれます。
痛いことがあれば「いたいー!」と指をさしてくれます。嫌なことがあると、「いやいや!」と嫌なことから逃げようとします。
やりたいことがうまくできないときには、それを投げます。

こんなにわかりやすく、イヤイヤの原因を表現してくれます。
泣きたいことがあるのに、声を押し殺してシクシク泣いているのを見る方がよっぽど辛いですよね。

 

やりたい気持ちを尊重する

時間がないときに限って、「自分でするー!!」と泣きわめいてしまうことがあります。
時間がないのでお母さんのイライラも最高潮に達してしまいます。

しかし、時間がないのは子供のせいではありません。
子供の時間も考慮できなかった、親自身のせいでもあります
子供には時間の感覚がありません。
急がないといけないということもわからないため、「急ぎなさい」という言葉は親の勝手です。
一度手を止めて、やりたいという気持ちを優先させてやらせてみましょう。
出来ないとわかればすぐ親を頼ってきます。
出来たときはたくさん褒めてあげましょう。

 

叩かない子育てカウントダウン法

子供のいやいやが激しいとどうしてもお母さんのイライラは募ってしまいます。そしてイライラが募ると、怒鳴ったりたたいたりしてしまいます。
そのような行動をとった後のお母さんはほとんどが後悔をしてしまいます。
後悔し、夜な夜な泣く日々も多くあります。

 

そうならないためにもカウントダウン法と言う方法をお勧めします。

カウントダウン方法と言うのは「大切な我が子とあと何年一緒にいられるのか」を考える方法です。

今日の1日子供と一緒に過ごしたら、子供と過ごせる日が1日減ってしまうと言う考え方です。

子供もお母さんもいつまで元気でいられるか分かりません。
もしかしたら明日、大きな病気にかかってしまうかもしれません。明日交通事故でこの世から無くなってしまうかもしれません。

 

いやいいやと泣くのも今だけ。
元気に泣く姿をお母さんに見せて。
泣きたいときに思う存分泣きなさい。

と、思うようになるでしょう。

小さくて愛くるしい時は今だけと思うようにして、子供と過ごせるかけがえのない日を大切に思うようにしましょう。そうすると自然と子供にイライラすることも減ると思います。

 

たたいてしまったときの対処法

それでももしも叩いてしまったときには、いちどお母さんは落ち着きましょう。そしてたたいてしまったことを「ごめんね」と正直にちゃんと伝えましょう。
叩く事はいけないことです。

 

お母さんはいけないことをしてしまった、ごめんなさいときちんと伝えると子供もわかってくれるはずです。。

そして叩いてしまった日のことを決して忘れないでください。その日からもう二度とたたかないと誓ってください。
心で誓うよりも、言葉に出して誓いましょう

言葉に出すと、心で誓うよりも約束が守られる確率が上がります。

ぜひ言葉に出して宣言してください。

 

 

何度もたたいてしまうときは

それでも何度も叩いてしまうときは、他の人に頼りましょう。あなたはよく頑張りました。
少し休憩してもいいんです。

両親や旦那さんに預けてリフレッシュ

育児によるストレスが溜まっていませんか。

いつも子供とばかり一緒だと、ストレスは溜まる一方です。

一度子供から離れて自分の好きなことをする時間を取りましょう。

お友達とランチに行くもよし、好きなお買い物をしてもよし、美容室に行くもよし。

ほんの数時間でも子供と離れて自分の好きなことができる時間を作ってみてください。

きっと子供のことが気になり、早く会いたくなりますよ。そうするとまた、優しくなれます。

 

ママ友と会話する

同じ境遇にあるママ友と会話をしましょう。

2歳の子供がどんな行動をするのか、困っていることはどんなことか、ママ友と話すことでみんな同じように子育てで悩んでいるのだと実感します。

自分ひとりではないことがわかると少し安心するはずです。

ママ友は自分の子供にたくさん愛情をもって接しているのを客観的に見れる良い子育て例になります。

お歌を歌うのが上手、あやすのが上手、絵本を読むのが上手など、参考になる子育て方法をたくさん持っています。ママ友からたくさんの気付きが得られるはずです。

子育て支援センターに相談

地域の子育て支援センターに相談しても良いです。
相談すると虐待と思われるかもと、心配になりますが虐待をする親は相談しません。
改善したいと思っているあなたは立派に、お母さんです。
きっと良いアドバイスを頂けます。

 

まとめ

2歳児はイヤイヤ期が始まり、子育てに疲れが出てくる時期です。

子供を叩いてしまう前に、対策を取りましょう。たたく子育ては、子供を恐怖に陥れ、落ち着きのない子に育ててしまいます。一度子供と距離を置いてみたり、参考になる人にアドバイスをもらうことが改善への第一歩です。

 

あと何日、この可愛い我が子と一緒にいることができるのだろう。

2歳の小さなとっても可愛い時期は今だけです。

愛おしい毎日を大切に過ごしましょう。

 

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