最近、歳をとったな・・・
鏡をみるのがつらい・・・
と思うことはありませんか。
自分では気が付いていなくても、「疲れていない?」と声をかけられて、はじめて自分の老け込みにショックを受けることもありますね。
なぜ老けて見られてしまうのでしょう。
あのヒトは私よりもなぜ若く見られるの?
そんなふけ顔の要因を探っていきましょう。
姿勢や髪型によっても老けて見られるのですが、今回はもっとも気になる「顔」にしぼって考えてみましょう。
疲れていない?と言われないためにできることを始めましょう!
シミ・しわ・たるみはふけ顔の3大要素
ふけ顔の決め手になる三大要素は、
しみ
しわ
たるみ
です。
これら一つでも老けて見られますが、たいていふけ顔に悩んでいるヒトは、一つでは納まらないのではないのでしょうか。
しみ・しわ・たるみは生きてきた証でもありますが、ちゃんとケアしているかしていないかによって全く変わってきてしまいます。
ふけ顔の三大要素について詳しく見ていきましょう。
シミはどうしてできるの?
シミは知らないうちにできてしまっています。
なぜシミができてしまうのでしょうか。
まずは、シミができるメカニズムを知りましょう。
シミができるメカニズム
ヒトの肌は、表面のヒフである「表皮」と、肌の奥にある「真皮」からできています。
表皮は「ケラチノサイト」(表皮細胞)とヒフの一番下にある「メラノサイト」(色素細胞)などからできています。
肌は紫外線やこするなどの、外部からの刺激を受けています。
すると、メラノサイト内でチロシナーゼという酵素の動きが活発になります。
チロシナーゼの働きが活発になると、メラノサイトでメラニンを作り出します。
できてしまったメラニンはケラチノサイトにうけ渡されます。
ケラチノサイトにうけ渡すことで紫外線から細胞の核を守ってくれています。
健康な肌は、美しさ維持のために、約28日周期で新しい細胞に生まれ変わっています。
これをターンオーバーと呼びます。
肌の奥にある基底層の細胞が分裂することで表皮の表面に押し上げられていきます。
そして最後はアカなどになり剥がれ落ちます。
紫外線を浴びてしまった場合、メラニンが作り出されますが約28日周期で古い細胞と共に剥がれ落ちます。
メラニンも一緒に剥がれ落ちると聞くとなんだか安心しますね。
しかし、はがれ落ちずにシミになってしまっているのはなぜでしょうか・・・。
紫外線の浴びすぎによって、シミの原因となるメラニン色素が過剰に作られてしまい、ストレスや加齢などでターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと本来剥がれて落ちるはずのメラニンもそのまま残ってしまいます。
それが色素沈着し、「シミ」になってしまうのです。
シミができる主な原因は「紫外線」です。
長い年月のなかで紫外線を浴び続けると、肌がダメージをうけて、皮膚再生能力が低下します。
メラニンを外に排出する力が弱くなってしまうのでシミができてしまいます。
しみの対策
しみの対策は、日焼けをしないこと!です。
日焼けはお肌の天敵です。
外に出るときは、季節とわず年中日焼けどめは必須です!
さらに一度出来てしまったシミは消すことができません。
よく、消しゴムみたいに消える!
シミを消すクリーム!
といったものが販売されているのですが、現在あるシミをなかったことにすることはできないのです。
今あるシミをなくすためには医療を使うしかありません。
しかし、シミは時間をかければ薄くしたり押し出すことはできるのです。
ターンオーバーで古い角質は常に新しいものへと生まれ変わっているとお話しました。
そうです、今、シミがある部分もターンオーバーで押し出すことが可能なのです。
それを促進してくれるのが、美白化粧品というわけです。
速攻性はなく、根気が必要ですが、長い時間をかけて美白のために
- 美白化粧品をつかうこと
- 日焼け対策
をがんばっていれば、将来はシミのないきれいな肌になれるのです。
しわはどうしてできるの?
シワがあると年齢よりも老けて見られますね。
年を感じるのも、しわを目の当たりにしたときではないでしょうか。
わたしも目尻のシワが20代のころからひどくて悩んでいます。
笑いじわは表情じわとも呼ばれますがこれがあることによって笑いたくなくなる・・・笑顔が消えていませんか。
シワができるメカニズム
シワができる原因の三大要素は、「加齢」「乾燥」「紫外線」です。
他にも
- 乾燥しやすい肌質
- 不規則な生活習慣
- 寝不足
- ストレス
- 喫煙や飲酒
- 過度のダイエット
- 女性ホルモンの低下
などが理由としてあげられます。
シワの種類
シワの種類は大きくわけると
「小じわ」「大じわ」「」表情じわ」の3つに分けられます。
【小じわ】
肌表面が乾燥することにより表皮にあらわれる小さく細かいシワです。
ちりめんじわとも呼ばれます。
お風呂上がりなど、肌が潤っているときは見えない場合が多く、比較的軽い症状です。
【大じわ】
肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンなどの弾力を保つための線維が皮膚の重さを支えられなくなることにより起こるものです。
主な原因は、加齢や紫外線によるものです。
【表情じわ】
笑ったり、怒ったりなど個人の表情による表情筋のクセでできるシワのことをいいます。
本来は表情筋が動いたときにのみ現れるシワなのですが、加齢とともに大ジワに変化してしまうことがあるので注意が必要です。
それぞれのシワの原因を理解して、対策を行いましょう。
シワができる3つの原因
シワがどこに出来やすいかというのは、顔の形状や表情の癖によって変わってきます。
笑うといつも同じところにシワできてしまいますよね。
シワができる原因には3つがあります。
紫外線によるもの
紫外線は、シミの天敵かとおもいきや、なんとシワの原因にもなるんです。
太陽からの気持ちのいい光には、紫外線が含まれています。
紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)が含まれています。
特に紫外線A波は、肌の奥にある「真皮」まで到達し、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリをもたらすものを傷つけてしまいます。
コラーゲンはエラスチンの量が減ると、ハリが失われます。水分を維持する働きも低下してしまうため、砂漠のようにひび割れ(しわ)が発生しやすい肌になってしまいます。
加齢によるもの
20代から徐々に肌の中にあるコラーゲンは減少していきます。
さらに皮脂の分泌が不足したコラーゲンやエラスチンの低下が進むことハリのない肌になってしまいます。そこに長年の筋肉運動の繰り返しにより、しわが定着してしまうのです。
表情のくせによるもの
笑いじわといわれるように、目元に現れやすいのが表情シワです。
笑うことはとても良いことなのですが、顔をクシャっとしてしまうことで、シワになっています。
そのシワはいつも同じところにできます。
やがてそれが定着し大きなシワとして現れてしまいます。
ヒトは一日に平均20回は笑うと言われています。
笑顔だけではなく、怒った顔も眉間にシワができる原因にもなってしまいます。
シワの対策
一年中必ず紫外線対策を行う
夏は日焼け対策を行っているけれど、冬はあまりしていない人も多くいます。
わたしもそうでした・・・。
冬に日焼け対策をしていないと、夏になり暑くなり、日差しがきつくなるまで日焼け対策をすることを忘れてしまいます。
すると、知らない間に肌は焼け、「あれ?黒くなった?」と言われてしまうことがあるんです。
紫外線は天気が悪くても紫外線A波は雲を通過して私たちのもとに届きます。
また、室内にいても窓から紫外線は入ってくるので、いつでもどこでも紫外線対策は必要です。
保湿をしっかり行う
乾燥している肌は、シワが出来やすく目立ちやすくなっています。
シワが目立ちにくいように、保湿をしっかりしてふっくらした肌を維持しましょう。
化粧水で水分を補ったあとは必ず乳液やクリームで蓋をしてあげましょう。
特に皮膚が薄く乾燥しやすい目元はしっかりと目元専用のアイクリームを塗り、保湿を心がけましょう。
睡眠をしっかりとる
良質な睡眠は美容に欠かせません。毎日しっかり質の良い睡眠を十分に取ることで肌は生まれ変わります。
とくに夜の10時から2時はお肌のゴールデンタイムです。
肌が生まれ変わるための動きが活発になるためこの時間はなるべく睡眠を取るようにしましょう。
でも、仕事や家事におわれているとなかなか思ったように睡眠を取ることができませんね
そんな時は、ナイトマスクや集中保湿ケアで肌を十分に保湿してあげましょう。
肌はどうしてたるむの?
加齢などによって皮膚が落ちてくることをたるみといいます。
顔全体的な話で、「ブルドック顔」などと言われます。
ブルドック顔は歳をとって見られるだけでなく、怒っているようにもみられるので、人が近寄ってこないなど損することがありますよね。
- 口角が下がってきた
- ほほの位置が下がってきた
- 輪郭がぼやけてきた
といったことがあれば「たるみ」のサインです。
皮膚のたるみ
加齢により、真皮を支える役割がある線維成分であるコラーゲンとエラスチンが緩んでしまうことが主な原因です。
コラーゲンとエラスチンが減少すると、皮膚の弾力やしなやかさが失われてしまいます。
30~40代では、コラーゲン・エラスチンの減少スピードが加速します。
支えるものが緩んでしまうと、支えるチカラがなくなり重力に耐えられなくなってしまいます。
骨格や筋肉の老化
肌の老化は皮膚が原因と思われがちですが、じつは筋肉や骨格も影響しているのです。
歳を重ねることで身体の内部の成長に必要な成分はどんどん減少していきます。骨を作る成分もその一つです。
加齢により骨の損失がすすんでいくため、骨格自体が変形してしまいます。
後退したりへこんだりすることで、顔全体が老け顔に近づいていきます。。
骨格が変わることで筋肉のつき方も変わってきます。
歳をとると力がなくなっていくように、筋肉も衰えます。
すると皮膚を支えていた筋肉も支えられなくなり、重力に耐えきれすたるみにつながるのです。
生活習慣によるたるみ
生活習慣もたるみの原因になります。
紫外線対策をしていないと、紫外線いより肌内部の組織が傷つけられます。傷ついた組織は肌の重みを支えられなくなりたるみとして現れます。
喫煙や夜ふかし、過度な飲酒も肌に必要な成分を減少させる原因となるため、たるみを引き起こします。
また、日頃から足を組んで座る癖があったり、高いヒールを履く人は身体のバランスがくずれやすくなっているためたるみにつながることもあります。
特に頬杖を付く人は要注意です。
また最近はスマホにより、したを向いて生活をする場面が増えています。
そのことがたるみの原因にもなってしまいます。
セルフケアでたるみを予防
たるみは主に、
- 加齢によるもの
- 肌の乾燥
- 紫外線のダメージ
により現れます。
そこでしっかりセルフケアをし、予防しましょう。
たるみに有効なセルフケア
しっかり保湿
しみ、しわにも大切だった保湿ケアは、たるみにもとても大切です。
潤っている肌は弾力があり、ふっくら柔らかです。
肌の内部に水分が沢山含まれていると、見た目でもわかるように透明感があります。
しっかり保湿してあげましょう。
加齢をカバーする化粧品
加齢によるコラーゲンの減少を補うことも大切です。コラーゲンは肌にぬっても直接肌の奥にとどくものではありません。
体内に摂取するためにコラーゲンのさらに小さい粒である「ペプチド」をサプリメントなどで補うことも可能です。
コラーゲンを増やす機能のあるレチノールを配合した美容液を夜寝る前のスキンケアとして使用するのも効果的です。
また、ビタミンをしっかり取ることを心がけましょう。
みかんやブロッコリーといったビタミンを多く含む食材をとることを心がけましょう。
ビタミンC誘導泰L-アスコルビン酸にもコラーゲンを増やす成分が含まれています。
エイジングケアに有効なものを使用してみましょう。

紫外線対策
しみ、しわ対策同様、紫外線の対策は年中バッチリ行いましょう。
紫外線は冬でも、室内にいても肌までしっかり届いています。
洗濯物を干すだけだから・・・今日は一日家にいるから・・・
と、油断していては紫外線のダメージが蓄積してしまいます。
とくに加齢により肌のバリア機能がていかしている場合は要注意です。

まとめ
自分では気づいていないうちに肌を老化させる原因がたくさん潜んでいます。
年齢を重ねることで現れてしまう肌の老化現象はしかたがありませんが、自身でしっかりケアしていると促進のスピードを遅くすることは可能です。
人に「疲れていない?」と言われる前にしっかりお肌を守ってあげましょう。

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